文化の都・京都における新たな美の殿堂としてリニューアルオープンする「京都市京セラ美術館」に、京都賞受賞者の考えや生き方にふれる展示コーナーができました!
京都市京セラ美術館のウェブサイト
美術館の大元である「大礼記念京都美術館」は1933年に開館し、その建物は日本で現存する公立美術館のなかで最も古い建築として親しまれています。新しく生まれ変わった京都市京セラ美術館は、創建当時の和洋が融合した雰囲気を保ちながら、現代的なデザインを加えてリニューアルされました。京都賞の展示コーナーは、白を基調にした大広間「中央ホール」から現代アートに対応した「東山キューブ」に抜ける途中の「東広間」にあります。
展示コーナーは、3つの内容で構成されています。
❶ それぞれの受賞者の言葉が柱に流れる「メッセージ」
❷ プロフィールや業績、インタビュー映像などが閲覧できる「受賞者という『人』」
❸「生」「光」などのキーワードを軸に受賞者を中心に広がる世界をひもとく「社会とつながる受賞者」
メッセージでは、「僕は、頭ではなく、心で映画を撮っています。だから、皆さんも心で見てほしい」(黒澤明|第10回京都賞思想・芸術部門受賞)、「自分が美しいと思うものを追求してください」(カール・ダイセロス|第34回京都賞先端技術部門受賞)などの言葉が、LEDの光の粒となり、大理石の上に流れていきます。また、社会とつながる受賞者では、幅約5メートルの迫力あるディスプレイに映しだされる受賞者のアイコンをタッチすることができます。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため開館が延期されていましたが、5月26日から事前予約制により入館制限をしたうえで開館することになりました(2020年5月18日更新)。詳しくは美術館のウェブサイトの情報をご確認のうえご来館ください。
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▶︎ 京都市京セラ美術館 公式ウェブサイト