InaRISフェローシップは、好奇心の赴くまま、存分に壮大な研究に取り組むべく1人につき10年間継続・総額1億円の助成を行う研究助成プログラムです。2022年度のInaRISフェローシップについてお知らせいたします。
募集対象キーワード
2022年度のInaRISフェローシップでは、下記のキーワードに関わる研究を募集いたします。
「物質・材料」研究の前線開拓
人類は、古来、天然物から有用な諸材料を得る方法を案出し、道具に加工し、用いてきました。20世紀の量子力学の確立以降は、超伝導体・半導体・磁性体・有機分子など、様々な物質の本質が解明され、多様な材料や素子が創られ、情報技術やエネルギー分野などで広く活用されてきています。
炭素など単元素からなる物質でも、結晶構造や形状に依って多彩な性質を示しますが、複数元素からなる物質には無数の種類があり、極めて多様な性質が現れます。また、異種物質間の相互作用が関与する素子や化学現象には、無限の多様性があります。この物質と材料の広大な未踏領域、ならびに、他分野との融合領域の開拓において、学術的な価値か、人や社会への有用性の観点で、卓越した研究提案を募集します。
研究の主要な狙いや目標の例:
○新しい物質や構造、新物性や機能、新たな合成法などの創出や解明
○物質や材料が持つ性質や機能の飛躍的向上
○物質や材料が持つ弱点や課題の飛躍的低減
○物質科学とバイオ科学・情報科学・計測科学などの分野との学際領域開拓
申請受付は2021年5月下旬開始を予定しております。申請資格など詳しい情報は、InaRISのページをご覧ください。
公募説明会
受付開始に先立ちまして、下記日時にてオンライン公募説明会を開催いたします。プログラム内容や申請資格等について、稲盛財団の職員が直接説明いたしますので、この機会にぜひご参加ください。
日時
関連情報
本件のお問い合わせ
公益財団法人稲盛財団 助成部
inaris[at]inamori-f.or.jp([at]は@に変換してください)