稲盛財団は3月22日、新人の育成または芸術にかかわる活動環境の向上の功労者に贈られる「京都市芸術振興賞」を京都市から授与されました。
京都市芸術振興賞は1975年に創設され、これまでに119人を表彰してきました。稲盛財団の授賞分野は芸術振興(文化全般)。功績として『新型コロナウイルス感染症の影響下で「稲盛財団文化芸術支援プログラム」 を実施。公演のキャンセル等により苦境に立つ文化芸術活動を支援している』ことなどが挙げられています。
この日、京都市京セラ美術館で開かれた表彰式では、芸術振興賞の受賞者9人(うち2つは団体)に加えて、将来を期待される芸術家に贈られる「京都市芸術新人賞」の受賞者11人(うち2つはグループ)も表彰されました。稲盛財団からは檜物省一・常務理事が参加し、門川大作市長から表彰状を受け取りました。
映画監督の中野量太さんは、受賞者を代表してのあいさつで、「僕は自分の芸術で誰かを喜ばせたいし、笑わせたいし、生きるっていいなと豊かになってもらいたい。僕にとって芸術は他者への愛だと思っています。今、その力が日本に世界に必要なのだと思います」と話していました。
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稲盛財団文化芸術支援プログラムのページ
京都市の公式ウェブサイト
支援した団体の声を届ける連載「文化芸術の灯」
#1 人形劇団クラルテ 鶴巻靖子さん「こんなときこそ人形劇を届けて心の底から笑ってほしい」
#2 株式会社 流 關秀哉さん「芸術を求める“飢えた顔”に助けられた」
#3 公益財団法人 山本能楽堂 山本佳誌枝さん「能の伝統をより良い未来のために活かしたい」