3月29日(土)、「おふとんってどうして気持ちいいの?〜京都市動物園の鳥に聞いてみよう〜」を京都市動物園で開催しました。
このワークショップは、子どもたちが驚きや不思議を見つける機会を後押しする 「こどものキヅキ応援プロジェクト」のキヅキひろばワークショップとしてつくるまなぶ京都町家科学館 の協力を得て実施しました。今回のテーマは「羽毛の暖かさのひみつ」。動物園にいる鳥たちを観察しながら羽の不思議を探りました。
まず「おふとんってどうして気持ちいいんだろう?」という問いを出発点に各テーブルに用意していた金属やプラスチック、木や水、羽など身近にあるモノに触れ、手で感じた温度と実際のモノの表面温度の差を確かめて、「暖かいってどういうことなんだろう?」ということについて考えました。
熱伝導率と空気の不思議を体験した後、おふとんに使われている羽毛の観察タイムがスタート。園内の暖かそうな鳥を探し、鳥の羽の生え方や胸や腹、尾羽など部位による羽の形の違いをじっくり観察しました。
観察後はレクチャールームに戻り、観てきた鳥の羽やどういう鳥が暖かそうかなどについて気づいたことを共有しました。そして、用意していた数種類のフラミンゴやホロホロ鳥の本物の羽もじっくり観察し、それぞれの違いや暖かい羽のひみつについてキヅキを深めていきました。
参加した子どもたちからは次のような感想が寄せられました。「鳥の羽は全部形が似ていると思っていたけど、観察すると違うということを知ってびっくりした」「おふとんが気持ちいいことがわかったり、鳥の羽を触れて楽しかった」「鳥によって羽の色や模様が違うのはなぜだろうということを不思議に思った」とそれぞれの新しいキヅキがあったようです。
最後には、鳥の羽を使ってオリジナルのキーホルダー作りに挑戦し、思い出に残る作品を完成させました。
普段何気なく見ている視点とはまた違った視点でモノを見てみると、新たな不思議に出会えるということにも体験を通して気づいてもらえると嬉しいです。次回の「キヅキひろば」ワークショップもお楽しみに!
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