2025年1月20日、稲盛財団(京都市下京区)において記者会見を行い、稲盛研究助成プログラム 新コースの設立を発表しました。
1985年から毎年実施している稲盛研究助成プログラムにおいて、2025 年より新たに「はぐくむ」と「たかめる」の二つのコースを設立し、助成プログラムの拡充を図ります。
会見には、稲盛財団理事長 金澤しのぶと、稲盛財団会長 中西重忠(京都大学 名誉教授)が出席しました。中西会長は「稲盛研究助成は、 稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップ と相互に補完し合う、重層的・総合的な助成プログラム。自然科学だけでなく人文社会も含めた、分野を超えた研究支援体制が特徴。民間の財団の特長を生かし、リスクがあっても独創的な研究も積極的に支援したい」と述べ、新コース設立の趣旨を説明しました。
中西重忠会長(京都大学 名誉教授)
稲盛研究助成プログラムは、自らの知的好奇心に基づいた独創的で優れた研究活動に対してできるだけ束縛のない形で助成し、将来の国際社会に貢献する人材の育成を目的としています。「はぐくむ」では、先駆的な研究の芽を育むことで、また「たかめる」では、研究成果を一層高めることで、研究に邁進してほしいという願いが込められています。毎年、「はぐくむ」では200万円/件を計50件、「たかめる」では1,000万円/件を計10件に助成します。
募集期間など詳しい情報は 「稲盛研究助成 はぐくむ・たかめるについて」 をご参照ください。