宮本 佑 Yu Miyamoto

大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任助教(常勤)※助成決定当時

2025稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
肝臓におけるマクロファージを基軸とした生体防御バリアの実態解明
キーワード
研究概要
食生活の乱れや加齢などにより腸管バリア機能が破綻すると、腸管管腔に存在する共生微生物など多種多様な異物が大量にからだの中に入ってきます。それらはまず肝臓に運び込まれますが、肝臓免疫系は流入してくる異物を適切に処理し、臓器ひいては全身の恒常性維持に寄与しています。一方で、処理しきれない場合は、全身に拡散して、糖尿病、関節炎、喘息など様々な疾患を誘発することが知られています。そこで本研究では、肝臓免疫系の実態を解明し、腸管から流入してくる異物の処理効率を強化する技術開発に挑みます。

助成を受けて

この度、稲盛研究助成にご採択いただき、望外の喜びを感じております。人類の健康寿命増進に貢献するため、肝臓免疫の実態をより深く理解できるよう研究に精進してまいります。

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