7月22日、稲盛財団と京都大学による京都賞シンポジウム(略称KUIP)が東京・有楽町の朝日ホールで開催され、550名ほどの聴講者(うち半数近くは高校生)でほぼ満席となりました。
5回目のことしからは東京に会場を移し、2012年京都賞を受賞された大隅良典 東京工業大学栄誉教授をはじめ、生命科学のフロンティアでご活躍の研究者らが「生命と神秘のバランス」をテーマに講演されました。
大隅栄誉教授は、「研究は好奇心で始まり、ひとつの発見から新たな疑問が生まれる。私の研究でも分かっていないことはたくさんある。若い人たちにはぜひ、いろんなことにチャレンジしてほしい」とエールをおくると、会場の半数近くの高校生たちも目を輝かせて聞き入っていました。
その後のパネル討論会では、福岡伸一 青山学院大学教授を司会に、大隅栄誉教授、森和俊 京都大学教授、長田重一 大阪大学栄誉教授、山極壽一 京都大学総長により活発な意見交換が行われました。当日の様子は後日、京都大学ウェブサイトでの公開を予定しています。