「稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップ」の運営委員やフェロー同士が研究内容について議論を交わす「アドバイザリー・ボード・ミーティング」が10月3日、オンラインで開催されました。
InaRISは、短期的に成果を求めるのではなく、好奇心の赴くまま存分に、壮大なビジョンと大きな可能性を秘めた研究に取り組んでもらおうと、2019年に設立されました。助成金額は毎年1,000万円、10年間にわたり総額1億円を支援します。昨春に、高柳匡氏(京都大学基礎物理学研究所教授)と野口篤史氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)の2人が初めてのフェローに選ばれ、今年の春には、さらに、西増弘志氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)と山口良文氏(北海道大学低温科学研究所教授)が加わりました。
まずは中西重忠機構長が「違った分野の人との交流を通して、異なった分野の考え方を積極的に取り入れて新しい分野を創っていただき、真のブレイクスルーをもたらす研究成果を出すことを期待しています」とあいさつ。その後、4人のフェローがこれまでの研究の成果やこれからのビジョンを発表し、委員の方たちと議論を交わしました。