稲盛研究助成は独創的な研究を行う多様な研究者に対して、
「はぐくむ」では1件200万円、「たかめる」では1件1,000万円を助成します。
研究活動の発信や、専門を越えた交流の機会も提供します。
1985年から毎年実施している稲盛研究助成を拡充し、2025年より二つのコース「はぐくむ」「たかめる」を開設しました。自らの知的好奇心に基づいた独創的で優れた研究活動に対してできるだけ束縛のない形で助成することによって、将来の国際社会に貢献する人材の育成をはかり、学術・文化の促進と国際相互理解の増進に努めることを目的としています。「はぐくむ」では、先駆的な研究の芽を育み、「たかめる」では、研究成果を一層高めることで、研究に邁進してほしいという願いを込めたプログラムです。
稲盛研究助成 はぐくむでは、独自のアイデアを探究し、さらなる発展につながる知見をはぐくむことを支援いたします。独創的・革新的アイデアに基づいた先駆的研究(探索的研究や萌芽期の研究も含む)を対象とし、多様な考えで将来の可能性を広げてほしいと願っております。できるだけ束縛のない形で研究資金を提供することによって、研究者が新たな発見や革新的な成果を生み出し、さらなる飛躍の土台を築くことを期待しています。
研究分野
申請者の資格
本研究助成では指定校制度を採用しております。指定校への追加を希望される大学は、助成ご担当部署より下記の募集期間中に当財団にお問い合わせください。
助成金額
毎年50件、1件につき200万円を直接経費として贈呈しています(管理的間接経費は別途機関にお支払いします)。
助成金の使途
真に研究に必要な資金であれば、特に使途については制限しておりません。
研究期間
2年
募集期間
6月下旬から7月下旬まで
提出された「稲盛研究助成申請書」に基づき、稲盛研究助成選考委員会において厳正に審査・選考し、理事会で決定します。
現在準備中です。
稲盛研究助成 たかめるでは、これまでの研究成果をさらに発展させ、自らの強みをより高める研究を支援いたします。独自性や卓越性に富んだ知見を追究する研究を対象とし、さらなる高みを目指してほしいと願っております。できるだけ束縛のない形で研究資金を提供することによって、研究者が新たな発見や革新的な成果を生み出し、一層成長することを期待しています。
研究分野
申請者の資格
本研究助成では指定校制度を採用しております。指定校への追加を希望される大学は、助成ご担当部署より下記の募集期間中に当財団にお問い合わせください。
助成金額
毎年10件、1件につき1,000万円を直接経費として贈呈しています(管理的間接経費は別途機関にお支払いします)。
助成金の使途
真に研究に必要な資金であれば、特に使途については制限しておりません。
研究期間
3年
募集期間
6月下旬から8月上旬まで
提出された「稲盛研究助成申請書」に基づき、稲盛研究助成選考委員会において厳正に審査・選考し、理事会で決定します。
現在準備中です。
2005年度以降の助成対象者については一覧形式で参照可能です。なお、2018年度以降の対象者については詳細プロフィールもご覧いただけます。
2025年度までの稲盛研究助成についてはこちら
稲盛研究助成を縁に、対象者相互の交流と親睦を深めることでお互いの研究のさらなる発展を願って、1997年に「盛和スカラーズソサエティ(Seiwa Scholars Society:略称3S)」を発足しました。専門分野が細分化され、学問全体が見えにくくなってきている近年、異分野間の横断的かつ学際的な思考の重要性がますます増しています。3S会員は、自然科学から人文・社会科学に至る大変幅広い分野の研究者で構成されており、研究発表、交流会、ウェブコンテンツなどを通じて、専門分野を越えた交流をはかっています。
3S会員の情報、意見、提案などを幅広く掲載したウェブコンテンツとして、『3S研究者探訪』や『3S Magazine』をお届けしています。
・ウェブ連載コンテンツ『3S研究者探訪』
研究助成の期間終了後も3Sのつながりをきっかけにその多様な専門性の交流が深まることで、助成対象者の研究がさらに発展していくことを願い、さまざまな分野で活躍する3S会員の研究室を訪ねてインタビュー記事にしています。今後ご自身の研究内容も記事として発信されるかもしれません。
1985年から毎年実施している稲盛研究助成プログラムにおいて、2025 年より新たに「はぐくむ」と「たかめる」の二つのコースを設立し、助成プログラムの拡充を図ります。
アリのような真社会性生活を営み、マウスの約10倍も長生きする奇妙な哺乳類「ハダカデバネズミ」を、日本で唯一、飼育・研究している熊本大学の三浦恭子氏の研究室を訪れ、これまでの歩みや研究内容について、お話をお伺いしました。
大人と子どもの間である青年期は、心が不安定になりやすい時期のひとつです。特に、大学入学で環境が大きく変わった大学生たちは、精神の不調を起こして学生生活に適応できないことがあります。北陸先端科学技術大学院大学の保健管理センター准教授である佐々木恵氏は、学生の相談に応えながら、より良い支援のあり方を探るための研究も行っています。研究室を訪問し、詳しくお話を伺いました。
スポーツは、人間の可能性を広げ、観戦する人々を楽しませ、参加する人たちの心を一つにするなど、多くの役割を担っています。そんなスポーツの世界を工学的に研究するのが「スポーツ工学」です。そんなスポーツ工学に携わる工学院大学の瀬尾和哉氏を訪問し、詳細な研究内容を伺いました。
稲盛財団は7月1日、2025年度の稲盛研究助成の申請受付を開始しました。受付は2024年7月31日17時までです。
稲盛研究助成のこれまでの対象者が参加する「盛和スカラーズソサエティ(3S)交流会」。今年も昨年に続いてポスター発表で活発な議論が交わされました。交流会を終えたばかりの発表者と今年度の助成対象者の方に、感想を聞いてみました。