InaRISについて

好奇心の赴くまま、存分に壮大な研究に取り組むべく1人につき10年間継続・総額1億円の助成を行っています。
資金援助だけでなく、人的支援・交流も図っています。

趣旨

稲盛財団は、2019年の設立35周年を機に、従来の稲盛研究助成とは大きくコンセプトの異なる新しい研究助成プログラム「稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップ」をスタートしました。

人類の知の拡大に欠かせない基礎科学の研究において、短期的に成果を求めるのではなく、好奇心の赴くまま存分に、壮大なビジョンと大きな可能性を秘めた研究に取り組んで欲しい——研究者が「科学を愉しむ」ことへの期待と願いを込めたプログラムです。

※ロゴについて

趣意書ダウンロード

プログラム概要

  1. フェローへの助成

    研究費として毎年1,000万円を10年間にわたり助成します(総額1億円)。

  2. ネットワーク型研究機構

    運営委員やフェロー同士で研究内容に関する議論を行う「アドバイザリーボードミーティング」や研究室訪問などを通じて、InaRISがフェローをつなぐ「場」となり、自由な議論や交流による切磋琢磨を促します。

求めるInaRISフェロー像

  • 独創性

    独自の着眼点に立脚し、
    重要な発見や発明に
    つながっているか。

  • 革新性

    従来の考えに捉われない
    革新的な要素があるか。

  • 国際性

    世界の潮流の中で 国際的に認められる新規性と
    一般性を持つか。

  • 継続性

    十分な研究実績を持ち、
    さらなる飛躍を
    意図しているか。

  • 連続性

    研究内容に助成期間を通した一貫性があり、10年間の助成にふさわしいか。

  • 発展性

    長期的視野に立った
    新しい分野の開拓に
    つながるか。

  • 社会性

    人類社会に貢献し
    人間の叡智を
    示すものであるか。

運営

InaRISフェローのサポートおよび、本プログラムの方針決定は、運営委員会により行われます。

InaRIS運営委員会名簿

 

選考

InaRIS運営委員会とは別に設ける選考委員会により行われます。

2024年度InaRISフェロー選考委員会名簿

 
募集対象
本プログラムでは、今後発展が期待される研究分野に共通するキーワードを設定しています。
2025年度 『数学の深化と展開』⇒森重文運営委員による説明動画はこちら

2024年度 『異分野コンバージェンスによる⾰新的医療の創出』

2023年度 『水平線の彼方の情報学』

2022年度 『「物質・材料」研究の前線開拓』

2021年度 『生命: 生物の「しなやかさ」と「したたかさ」』

2020年度 『量子』

2025年度募集要項(PDF)

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採択人数と期間
採択人数は2名とし、10年間助成します

 

申請資格

下記の要件をすべて満たす方。

  • 日本に居住し、募集案内を送付した大学・機関(※1)に所属し、常勤で雇用されていること(※2)。
  • 独立研究者で、大学所属の場合は准教授以上とする。大学以外に所属の場合は上記に相当する者。
  • 助成年度開始時に50歳以下であること。
  • 稲盛研究助成を受けている方は、その研究期間が残っていないこと。
  • ❇︎1本プログラムでは指定校制度を採用しています。
    申請を希望される方は、ご自身の 大学・研究機関が指定校に含まれるかについて、
    ご所属先にお問い合わせ下さい。
  • ❇︎2申請時および助成開始年度在籍していること。
    任期付きの職でも可。

 

審査・選考

選考委員会による厳正な書類審査および面接審査によってフェローを選考し、理事会で決定します。

選考委員については3月中旬に公開

 

申請方法

募集要項を確認の上、募集期間内に専用サイトより申請を行ってください。

申請書様式サンプルはあくまで申請内容を検討いただくための参考用です。

申請書記入例はこちら

申請専用サイトへ

FAQ

InaRISフェロー

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