栄誉ある助成に恥じない、科学に貢献できるような研究をしていきたいと思います
多様な生物が共存する新しい仕組みとして、「生物リズムの多様性」仮説を提案しました。地球では、太陽や月との関係から日・月・年と周期的な環境変化がみられます。これらに適応した生物たちの多様な生物リズムこそが生物たちの共存(自然のバランス)を維持する可能性を理論的に示しました。異なる複数の生物リズムが組み合わさることで生じる独特なリズム(ポリリズム)によって生物活動もしくは生物間相互作用が弱まり、生物たちの共存を促進することがわかりました。この理論は、時間生物学と生態学をつなぐ新しい自然観を提供します。
生物・生命系領域