高橋 駿 Shun Takahashi

京都工芸繊維大学電気電子工学系准教授※助成決定当時

2025稲盛研究助成理工系

採択テーマ
らせん型半導体フォトニック結晶を用いた電子スピン制御
研究概要
電場および磁場が「らせん軌跡」を描く円偏光は、同じ波長周期の「らせん型フォトニック結晶」を用いることで、高効率に制御できる。本研究では、さらに円偏光-スピン間の選択的な角運動量転写を利用することで、らせん型フォトニック結晶内部で円偏光を介して電子スピンを制御し、それを光学的に観測することを目的とする。らせん型フォトニック結晶の円偏光共振器モードに対して、円偏光とスピンの選択則が満たされる場合のみ、パーセル効果により活性層からの発光が増強されることを観測する。

助成を受けて

フォトニック結晶によって精密に制御された光を、電子と相互変換する光電融合技術の発展に伴い、光エレクトロニクスを光スピントロニクスに拡張することで、地球規模の課題となりつつある情報処理エネルギーの省電力化を目指します。

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