この度、稲盛研究助成に採択していただき、大変光栄に思うと同時に身の引き締まる思いです。ご支援いただいたことを励みに、社会に還元できるような研究成果を見出していきたいと思います。
1,2-ジクロロエタン中、ホスフィンとカルコゲノシアン酸イオンを反応させることで新規ホスフィンカルコゲニド合成法を開発した。本反応は高い基質一般性および官能基許容性を示し、良好な収率にてホスフィンスルフィドおよびホスフィンセレニドを与えた。また本反応はホスフィン酸誘導体合成や高分子反応にも展開することが可能であった。
Sueki S et al. (2024) Synthesis of Phosphine Chalcogenides Using Tetrabutylammonium Chalcogenocyanates, Chem. Pharm. Bull. 72 (8), 762-766. https://doi.org/10.1248/cpb.c24-00372
理工系領域