山田 駿介 Shunsuke Yamada

東北大学 大学院工学研究科助教※助成決定当時

2022稲盛研究助成理工系

採択テーマ
生分解性金属のナノポーラス化技術の確立とその蓄電素子への応用
キーワード
研究概要
本研究は、合金を選択的に溶解することにより、汎用性の高いナノポーラス構造作製手法を確立することに加えて、生分解性金属のナノポーラス構造を作製し、生分解性エレクトロニクスという新たな研究領域を開拓するものである。

助成を受けて

合金の作製・ナノポーラス構造の制御は難しいですが、目的の構造体が得られるようがんばります。

研究成果の概要

本研究では、水を用いて合金を選択的に溶解することにより、汎用性の高いナノポーラス構造作製手法を確立した。MgとCuの合金を作製し、水や塩水に浸漬することで、両金属の標準電極電位の差と水素と金属との電位差によりMgのみを選択的にエッチングし、Cuのナノポーラス構造の作製とその物性を評価した。本研究の延長には生分解性金属のナノポーラス構造を作製が期待でき、生分解性エレクトロニクスという新たな研究領域を開拓するものと考えている。


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