稲盛財団は3月15日、2019年度の稲盛研究助成対象者に、50名の採択を発表。550件の応募から厳正な審査を経て、自然科学系40件、人文・社会科学系10件が選ばれました。助成額は1件当たり100万円。研究に真に必要な経費であれば使途に制限はありません。贈呈式は4月に京都市内のホテルでおこなわれます。
稲盛研究助成は1985年にはじまり、2019年度の50名を含め、のべ1,631名、総額16億2,060万円の支援となります。これまでの助成対象者は多士済々で、iPS細胞研究の医学者・山中伸弥博士(2004年)、昨年京都賞を受賞した数学者・柏原正樹博士(1988年)、テレビのコメンテーターなどでもご活躍の日本文学研究者・ロバート・キャンベルさん(1992年)、大阪大学の西尾章治郎総長(1988年、専門:データ工学)もこの助成を受けておられます。なお、2020年度の応募は5月下旬にスタートする予定です。
稲盛財団は将来性のある若手研究者の独創的で自由な研究活動を応援します。