3月17日、稲盛財団は、将来性のある研究者の独創的で自由な研究活動を支援する、稲盛研究助成の2020年度対象者50名を発表。538件の応募から厳正な審査を経て、自然科学系40件、人文・社会科学系10件が選ばれました。助成額は1件当たり100万円。研究に真に必要な経費であれば使途に制限はありません。
稲盛研究助成は1985年にはじまり、2020年度の50名を含め、のべ1,681名、総額16億7,060万円の支援となります。これまでiPS細胞研究の医学者・山中伸弥博士(2004年)、2018年に京都賞を受賞した数学者・柏原正樹博士(1988年)、テレビのコメンテーターなどでもご活躍の日本文学研究者・ロバート・キャンベルさん(1992年)もこの助成を受けておられます。2021年度の応募は5月下旬にスタートする予定です。
なお、今年度の贈呈式は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止となりました。
(写真は昨年度の贈呈式より)